愛馬との別れ 2

三石の家畜診療所で

hig先生http://drhig.blogzine.jp/equine/に死因を調べていただきました

馬の解体です 過去にも腸ねん転で死んだ育成馬の解体を見ましたが

本当に真摯に 死を認識します

今回も馬の死と向き合うために しっかり愛馬の死因を見てきました

本当に鮮やかな手さばきで どんどん内臓が外に出されました

※ クリックすると大きく表示されます

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脾臓の内側に 傷がありました

こうやって お腹を開けてみれば納得できました

可也の圧迫(衝撃)が加わらないと これだけの傷にはならないそうです

昨日の時点で運び込んでいたとしても hig先生曰く

治療は難しいとのことでした

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外傷が全く見られなかった 左の横腹に

これだけの大きな内出血が有りました

アバラ骨も折れていません

全ての衝撃が 内臓だけに掛かってしまったようです

交通事故も 外傷が無いほうが深刻といいますよネ…

こうやって 確認できて納得できました

未だに どうやってこれだけのダメージになったか分かりませんが

 立ち上がって暴れていて よろけて横倒しになった???

 何かに驚いて 激突した???

等など

どれもハースには当てはまらない気がして仕方ないです

でも 現実に衝撃が加わって事故が起きたのですよネ

運動会で不在だった時間に 何があったんでしょうか…

悔やまれてなりません

hig先生はじめ 診療所の方々には 日曜日なのに大変お世話になり感謝しています

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ハースは 平成15年4月4日 旦那の実家で誕生しました

旦那が取り上げて そのままインプリンティング(刷り込み調教)をやった馬です

当時 ロバート・ミラー博士の講演会を聞く機会があり

競走馬の成長に欠かせない 大切なポイントでは?

と強く思って初めて行った馬が このハースでした

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初めて 外の丸馬場に出た時のハース

この頃は 当然愛馬になるなんて思っても見ませんでしたが
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放牧地で 母親のオーゴンルーキーと…

Blog1112daizuto_1
2007年 11月12日 旦那の誕生日に我が家にやってきました

まだ競走馬を引退して間もないです

小雨が降る寒い日でした…ボスのギネスには噛まれる蹴られるで傷だらけ

気立ての良い大豆が こんなすごい形相のハースに傷を負わせられながらも

ずっと付きっ切りで居てくれました

それ以来 大豆とハースはいつも一緒^^

結局 3日ほどギネスと争って ボスの座に着いたのはハースでした(^^)

ギネスは食事も横取りされるので

ロープを張って 自由に潜れるようにして ハースから守ってあげていました

そのロープも 昨日外しました

F1002306_3

馬と活きるのは

大変な事も沢山有りますが 喜びや感動は大きいですネ

そして 感謝…

ハースと云う馬が ここに活きて居た事

我が家の歴史には ずっとずっと残っていきます

ありがとう ハース  また会おうな!

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コメント

“愛馬との別れ 2” への26件のフィードバック

  1. 髪中上のアバター
    髪中上

    『死』って
    『死』って
    『命』に限りがあるって知っていても

    もうすぐ寿命だとわかっていたとしても

    『命』に限りなんかない、まだ大丈夫
    って信じたい心がある分 どんな時もいつも唐突
    優さんの時を思い出して悲しみがこぼれます。
    でも 思い出すのはいつも穏やかで 微笑ましい出来事
    陽だまりの中にある

    ご冥福を。

  2. plummamaのアバター

    旦那様がその手で取り上げて育てた愛馬が、留守中…
    旦那様がその手で取り上げて育てた愛馬が、留守中の事故で亡くなるなんて悲しすぎますね。
    一体何があったのか?時間を戻せるならその場で確かめたいけれど・・・・。

    でも、苦しまずに家族みんなに看取られて息を引き取れたことはせめてもの救いですね。

    私もplumを見取ったときのことを思い出して涙が止まりませんでした。
    きっと今頃は虹の橋の袂で一緒に駆け回っているのかもしれませんね。

  3. 氷野のアバター
    氷野

    髪中上さん
    髪中上さん
    元気でしたか~~~^^
    本当に 沢山の子達と別れてきましたが
    どの子も皆 天国で待っていてくれていると思っています
    この世は人は試されているだけ
    神様のようなあの子達に また会えるように
    誠心誠意 人間尽くさないといけませんネ

  4. sizukuのアバター
    sizuku

    あまりに突然に別れは来るものなのですね・・・ …
    あまりに突然に別れは来るものなのですね・・・  びっくりして、読み進むうちにどんどん悲しみが伝わって来て・・  ショックでした。
    生き物と生きる。ということは、避けて通れない現実なのですね。
     普段意識せずにおりましたので、今とてもしんみりしています。

  5. 氷野のアバター
    氷野

    plummamaさん
    plummamaさん
    留守中だったから悔やまれる事故ではありましたが
    居ても防げなかった事故だったと思います
    翌日が運動会でなくて良かったと
    看取れて良かったと
    今は思っています

    plummamaさんも 思い出の中のplumはいつも一緒ですネ

    自分たちには姿は見えなくても 馬たちにはハースが見えているかもしれません…

  6. 氷野のアバター
    氷野

    sizukuさん
    sizukuさん
    元気で生きていてくれる事の大切さや
    命のはかなさを 馬たちや生き物たちに教わりますネ

    生きているうちが花

    その花すら咲かせられない馬たちに
    自分たち人間が出来る事がありますよネ

    安住の地
    終生の住処

    実現したいです…

  7. 幸太郎の母のアバター
    幸太郎の母

    突然の事で 絶句しました。読んでいて 涙が止まり…
    突然の事で 絶句しました。読んでいて 涙が止まりませんでした。あまり 無理をせずに 心を休めて下さいね。

  8. ちゃくらのアバター
    ちゃくら

    内蔵の圧迫…。
    内蔵の圧迫…。
    事故…。
    ブログを読んでいて涙が止まりません。
    氷野さん達が一番悲しいのに…すみません。
    でもみんなにみとられて旅たっていったハースは本当に本当に幸せだったと思います。
    ハース沢山のぬくもりを幸せをありがとうね。

  9. うめむらのアバター
    うめむら

    とにかく驚きです。
    とにかく驚きです。
    ご冥福をこころよりお祈り致します。

  10. はるみのアバター
    はるみ

    氷野さん、昨日はすみませんでした。
    氷野さん、昨日はすみませんでした。
    ご家族の皆さんの心中お察しします。

    14年も前のことですが、うちのミキコという馬の死と似ているな…と思い出しました。
    虚しそうにいななきながら、よたよた歩き続ける。
    内出血特有の症状と言われました。ミキコもハースと同じところで解剖していただき、焼いていただいたのが
    鮮明に思い出されました。

    故人ですが半世紀以上、沢山の馬を治してこられたH氏が、よくおっしゃっていました。
    「馬は、大概の病気は治せる。でも、内出血と農薬だけは助からない」と…。

    ハースはうちの娘と同じ誕生日だったんですね。
    氷野さんのところで幸せな生涯だったと思います…。
    ハースの魂はいつでもそこに在ると思います(=^-^=)

  11. アルテミスのアバター

    突然の訃報に驚きとショックを感じています
    突然の訃報に驚きとショックを感じています
    あんなに元気だったのに…
    涙が止まりません
    氷野さんのご家族の
    深い愛情に包まれながらの最後で
    ハースくんは、幸せだったでしょうね

    毎朝 ウマの顔を見るまで
    いらぬ心配ばかりしてしまいます

  12. 知明のアバター
    知明

    病理解剖までなさったことに敬意を表します。
    病理解剖までなさったことに敬意を表します。
    人間でもそうですが、深い愛情がなければできないことです。私は医師ですが、とても感動しました。

  13. 氷野のアバター
    氷野

    幸太郎の母さん
    幸太郎の母さん
    ありがとうございます
    我が家は通常営業です

    亡くなって お別れの涙を流してもらえる馬たちが この世の中に沢山居る事を願っています…

  14. 氷野のアバター
    氷野

    ちゃくらさん
    ちゃくらさん
    温かいのは生きている証ですネ
    魂は受け継がれて 次の馬へバトンタッチしてくれたら嬉しいです
    引退競走馬たちが みんな安息に暮らして
    安らかな死を迎えられる世の中が早く来ないかな~~~
    と願うばかりです

  15. 氷野のアバター
    氷野

    うめむらさん
    うめむらさん
    世の中の馬たち生き物たちが みんな安らかな生涯で在ってほしいです
    人との出会い一つですネ…

  16. 氷野のアバター
    氷野

    はるみさん
    はるみさん
    昨日はありがとうございました
    ミキコの件は 本で読んでいただろうに
    自分ごとにはなっていませんでした…
    あんなに特定できないんですネ
    身体はきれいなままだったのに
    中はひどいことになっていたんですよネ
    朝も 旦那が刈った草を モグモグしていました
    本人が 苦痛や恐怖で苦しまなかったと信じます
    助からない と聞けば
    沈静だけで逝ってしまったことも
    今となっては救いです
    ミキコも解剖したんですネ…
    馬との付き合いは
    本当に精神力と体力が要りますネ…
    まだまだ 何回も

    なおちゃんと同じ誕生日ですネ^^
    ハースが誕生した時
    はるみさん宅では お誕生会やっていたかも~~~

  17. 氷野のアバター
    氷野

    アルテミスさん
    アルテミスさん
    ハースが生きている間に家を尋ねて下さったこと 嬉しく思います
    アルテミスさんも 愛馬との別れを体験されているから 寂しさや空虚さを分かっていただける
    と思います…

    馬との付き合いは 大変ですよネ
    でも だからこそ 馬は素晴らしいと思います

  18. 氷野のアバター
    氷野

    知明さん
    知明さん
    医師の立場で お言葉を頂けて嬉しく思います
    確かに 死因を見届けるのは勇気がいりますネ…
    この写真では分からない場面が沢山あります
    風呂桶をひっくり返したほどの血液の中で、先生に説明を受けながら 背後では
    首や四肢がナイフで切り落とされていく…

    馬との付き合いは
    全てが体力と気力ですよネ…

  19. aiのアバター
    ai

    突然のことで、なんとコメントしていいのか悩みま…
    突然のことで、なんとコメントしていいのか悩みました。
    氷野さんご一家の愛情をたくさん受けて、仲間とのびのび過ごして、
    最期はひとりさみしくではなく、みんなに看取られて、ハースくんは幸せな馬生だったと思います。
    朦朧としてふらふらしているハースくんにそっと大豆くんが話しかける動画、涙がでました。
    大豆くんはさみしがってないですか?
    氷野さんも愛馬の解剖に立ち会うという決断、かなりの精神力がなければできないことですよね。
    お疲れ様です。

    ハースくんのご冥福をお祈りします。

  20. 氷野のアバター
    氷野

    aiさん
    aiさん
    本当に大豆とハースは仲良しでしたので
    暫く可哀想だと思います…
    ただ ハースは環境も何も変わらないまま
    安らかに逝けたのだと信じています
    亡くなった時 口の中には食べかけの青草も残っていました

    解剖は本当に…ですネ
    でも しっかり確認できて良かったです

    コメントに気を使わせてしまってすみません…我が家はみんな大丈夫です
    大豆だけ心配ですが 元気に食べています^^;

  21. kanoのアバター
    kano

    ハース君とは、生まれたときからの深い絆のある氷…
    ハース君とは、生まれたときからの深い絆のある氷野さんだったんですね。
    こっこ時代のハース君に、涙があふれました。
    でも、彼は、ほんとにしあわせな人生を送ったんだなぁ、と
    しみじみ思いました。
    競走馬引退直後って、恐い顔ですよね。
    私の愛馬も、引退直後、恐そうな顔で写真に写っていました^^;
    そのハース君が、なんて穏やかで優しそうな顔になってて^^
    きっと大豆君達には、ハース君が見えてるんじゃないかな。

  22. 氷野のアバター
    氷野

    kanoさん
    kanoさん
    本当に  kanoさんの愛馬も競走馬のまま生涯を終えなくて良かった…
    人生は競争だけじゃない
    って人にも馬にも知ってほしいですネ
    特に競走馬や乗馬は 人が娯楽で創り上げたのですから 責任を取るべきです
    活きている実感を いっぱい知って欲しいですネ…

  23. chikokokkoのアバター

    突然の訃報に驚いています。
    突然の訃報に驚いています。
    私も以前、同じ様な事を経験しました。
    それ以来、毎朝、毎晩、元気な馬の顔を
    見れるだけで幸せを感じます。
    そして一緒に暮らしていく限りいろんな意味での覚悟も必要だと分りました。
    ハースと自分の馬が重なりとても切ない気持ちになると同時に氷野さん達の悲しみが伝わってきました。
    亡くなった事はつらいけれど苦しまなくてよかった。

    氷野さんご夫婦の動物たちとの接し方を手本にしています。
    きっとブログを見ている方みなさんそうだと思います。
    これからもよろしくお願いします。
    元気出して下さいね。

  24. 氷野のアバター
    氷野

    chikokokkoさん
    chikokokkoさん
    ありがとうございます~^^
    亡くされた愛馬と重なりますか…

    馬って
    強くてタフ~!と思っていても
    呆気ないものですネ
    仰るように 
    苦しまずに逝ったことが救いでした

    走れなくていなないている声が
    耳に残っています…

    生き物との付き合いは
    人生の大きな課題ですネ…

  25. 阿蘇のアバター
    阿蘇

    氷野さん
    氷野さん

    人間ならまだ20代の若さのハースの突然の死。解剖写真を見て不幸な事故の様子を想像していました。
    若い頃は人の死に深い衝撃を受けたものですがたくさんの死をみつつ年を重ねてきて、おかしな言い方かも知れませんが人間の死は慣れてしまいました(若者の場合は別です)。逆に動物の死は、若い頃より数十倍も衝撃です。ちょうど一ヶ月前に「馬上の楽園」に待望の仔馬が生まれ、大きな喜びでした。その喜びの振幅と同じ程の逆の振れにお悔やみの言葉もありません。感傷に浸る暇もないことと思いますが残された多くの動物たちのためにどうかお体を大切になさって下さい。

  26. 氷野のアバター
    氷野

    阿蘇さん
    阿蘇さん
    ありがとうございます
    競走馬は誕生はもてはやされますが
    死は隠されています
    誰もが避けたがります
    ハースは確かに若くして亡くなりましたが
    これも運命だったかと思っています
    きっと天命全うしたと信じています
    死と正面から向き合うことが
    本当の意味で 

    馬と人生を重ねる

    という意味があると思います

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