数日前から、夢に一頭の馬が出てきます…涙を流して… ふと足元を見ると…無いんです…肢が4本…「天国に行けない…」と悲しそうに訴えています…
実は先日、旦那が家畜処理場からサラブレッドの脚を4本貰ってきています。蹄と脚の勉強の為…いつもなら「何処何処の装蹄に行って来る…」「何処何処の削蹄に行って来る…」と一言言って出るのに、「今日は何処に?」と聞いても「ちょっと回ってくる」としか言いいません。 この時点で既に不自然さを感じていましたが…
帰宅後血まみれの 脚を家の前で洗っていました…
自分で解剖してもっと馬の脚を学びたい気持ちは分かりますし、熱心だと思います。実際に、某競馬漫画にも、装蹄師が死んだ馬の脚ばかり貰ってきて家中に吊るしてあるのを読みました。
ただ、自分は前もって話をしてほしかったです。いきなり血まみれの、ばっつり切断された馬の脚を4本並べられては納得できません。
何も話さないなら、家に持って帰ってほしくなかったし、ひっそりと余所で解剖してくれる方が正解だと思います。
沢山言い訳はしていましたが、自分の激怒振りに閉口…
昔、休養で帰ってきた競走馬が(腸ねん転)で死んだ時、書類の関係で解剖しなくてはいけなくて、自分は着いて行って解剖も見ていますし、死体処理に焼却炉に入らないからと、クレーンで脚を吊られてバラバラに刻まれるのも見ました。一緒に行った男のスタッフは、隅っこで真っ青になって座り込んでいましたが、自分は真横で死臭に耐えながら見届けました。なので、可愛がっていた生き物の死体を見ることは耐えれるのです。 ただ、旦那の自分に黙って遺体の一部を貰ってきた姿勢に冷静ではいられませんでした。
今まで築いてきた信頼も音を立てて崩れています。10数年理解し有ってきたと信じていた気持ちも、踏みにじられた様で残念です。 自分が何が許せて何が許せないかを知っていてくれていると信じていましたから…あまりの無神経さに悲しくなりました。
勉強の為と、アメリカで買った標本の脚も馬の頭蓋骨も家には有りますが、今回は話は別です。 この土地の何処かに、燻製のようにぶら下げられている馬の脚を想像するだけで苦しくなります…
コメントを残す