ハンターに物申す

鹿猟は終了したのかな

 これは前に住んでいた、浦河のパドックに自分が書いて打ちつけていた看板です

今日はブログというより、思い出したことを書きます…思い出すたびに、怒りがこみ上げてくる出来事…

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2月というのに、みぞれ混じりの湿った物がたくさん降る日でした… 

当時、今の環境とは正反対で馬たちを管理していたので、濡れるのは不味いかと、馬たちは厩舎に閉じ込めたままボロを拾って寝藁を交換していました…

いきなりドカ===ン!!!

馬房の真裏で銃声です 

まだ若かった大豆が驚いてジタバタ暴れました 肢元にいた自分は蹴られるところでした(馬に悪気は無いです)

急いで裏の扉から外を見たら、車に乗ったままゆっくり移動しているハンターの姿…

車から鹿を撃つのは違法行為です…

このマナーが悪いハンターは、撃った鹿を置いて帰りました…

雪の中で真っ赤な血を流して暴れている鹿を遠くに見ながら、自分はどうして良いのか分からずに哀れな鹿を見つめていました

 早く楽にしてやって~~~心の中で叫びながら…

暫くして違うハンターが来て、犬を連れて山に入りました…犬の声と共に、鹿の物凄い悲鳴です…銃声がしてすべてが終わりました…

30分位でしたか…でも、物凄く長い時間でした…

鹿を引き摺って帰るハンターがこっちを見ていました…血の跡が雪の上に道のように残っていました…

別の日、3人のハンターが、馬たちの放牧地に無断で入っていきました

丁度夕暮れで犬達の散歩の時間…普段穏やかな旦那が大声で怒鳴ってましたが、逃げようとした中の1人が運転する軽トラックが、ぬかるんだ採草地に嵌って動けなくなりました…

旦那がトラクターで引っ張り上げてやって、おじさんを叱り上げています

当然です 無断で銃を持って馬が居る他人の土地に入り、畑に車を乗り入れて嵌って…

すかさず道路のもう一台を追いかけましたが、自分たちを見て逃げ去りました

引き上げてやった軽トラックのおっさん2人を問い詰めると、『Sさんに頼まれた…

そう抜かしました…

直ぐに警察に連絡して、後日Sさんはこってり叱られたそうです

そして『Hさん(自分たち)にも誤りに行きます』と言ってたそうですが、結局来ませんでした…

こんな行いをするのは、この程度の人間です

ハンターとは、生き物の命を左右する大仕事だと思っています

当然、人格者でなければならないです

負傷した鹿の放置・牧場での発砲・無断侵入…とんでもない人間が銃を持ってうろついているんです…

浦河警察に連絡したら、違法ですから現行犯です 今度は直ぐに通報してください と言われました

ちなみに、S藤さんは馬の繁殖牧場やってた人です 尊い命を繁殖している人間が、鹿だから…とあまりに残酷な行為に出るのは、人間としていかがなものかと思いました…

三石で鹿と馬を間違えて撃った話も記憶に残っています…

国家試験並み、いえ、それ以上に困難な試験を受けてハンターは選ばれるべきだと思います

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一まとめに害獣と云われ、射殺される生き物たち…

彼らは、自然と共存して、おかしなことを人間が行なっている事を知らせてくれています

山の神の使いを、簡単に害獣と決め込んで殺していくのは、人間としては愚かな行為だと思います

自然からのメッセージをまず聞いて欲しいです

彼らを殺す事をスポーツと呼ぶのは、どうか辞めてください

人間だから出来ることが有ります 

命を奪うにもルールが有ります

人間だから方法も選べるはずです…

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生き物と向き合う時、全てを見透かされている気がします…

彼らは、人間よりずっとずっと偉大に見えます

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コメント

“ハンターに物申す” への12件のフィードバック

  1. ばかっぽでぶぞ~のアバター
    ばかっぽでぶぞ~

    馬の牧場に鹿が同居?の風景を見て、「馬鹿?」と…
    馬の牧場に鹿が同居?の風景を見て、「馬鹿?」と笑ってしまったことがあります。
    馬を飼育してる方にとって鹿は邪魔者なんでしょうね。
    でも、本来鹿は山にいるものなんでしょうが、何らかの理由で人間のいるところへ来てしまっている。これって原因は人間なんじゃないですかね?
    温暖化によって地球全体がおかしくなってます。野生の動物たちも行き場をなくし、生きていくための手段なんですよね。
    殺したからって解決にはなりませんよね。
    全国では鹿以外の動物たちの被害という言葉を使ってますが、逆に動物たちが人間によって被害を被ってます。
    熊が出没したから気をつけよう!も安全に暮らすためには必要ですが、里へ来なくてもいい環境にしなきゃならないんですよね。
    便利を求め、地球と言う空気と水の豊富な星を人間が壊してます。
    地球が出来て46億年?でもそのうちの僅かな年数で人間が壊してます。
    心も乱れてきてます。自己中の人間が増えてます。
    ありんこが1匹では大したことありませんが、束になって襲ってきたら敵いません。
    一人一人がこの事態を考え直しみんなで考えなければならないです。
    氷野さんがいつも仰ってるように、人間が一番恐ろしい生き物だなって思います。
    これからの子どもたちに、人間だけではなく生き物全てにも命がある、その大切さを話し、出来ることから事を起こしたいです。

  2. プルぽんのアバター

    大阪から北海道に来て間もない頃、職場の人に「鹿…
    大阪から北海道に来て間もない頃、職場の人に「鹿、好き?」と訊かれました。「鹿」=「公園で鹿せんべいをあげる動物」という認識だった私は、「好きですよ、かわいいでしょ?」と答えました。そしたら「いや、肉もらったから、食べるかな、と思って…」と言われました。近畿と北海道での「シカ」の待遇、感覚の違いに驚いたものです。
    今、私がいる牧場の話ではありませんが、放牧地に鹿が入って来たのを見つけると、嬉しそうに牧場の軽トラで鹿を轢きに行った人もいました。
    私はベジタリアンではないので、偉そうな事を言える立場ではありません。でも命を奪う事を楽しむのはやめてほしいと思っています。
    以前、テレビでクマとの共存の対策をしている所を見ましたが(どこだったかは忘れてしまいました…)、「共存」を考えようとする事のほうが、きっと珍しいんでしょうね。
    「害獣」とか「経済動物」とかって、人間の身勝手な概念だと思うんですが…。

  3. ミスターXのアバター
    ミスターX

    鹿撃ちと言う前に他人の土地に軽トラで侵入した時…
    鹿撃ちと言う前に他人の土地に軽トラで侵入した時点で不法侵入ですね(怒)そんな奴の車なんか引っ張ってやらないで、すぐ警察に連絡して逮捕、放牧地の傷んだ所を損害賠償。[E:horse]四ツ脚は飼って生活している人が四ツ脚を殺すと必ず経営がいきずまる。なお血を乳と間違えて無い[E:sign02] 私の周りでは犬を放す不届き者が居て困ります。私はすぐ警察に電話しますが、また放してまた警察に電話を繰り返し3回しました。4回目犬は車にはねられた。

  4. plummamaのアバター

    命を粗末にするような奴はいつかその報いを受ける…
    命を粗末にするような奴はいつかその報いを受けると信じています。
    猟銃の所持については犯罪に使われたニュースなどを見る度(警察に相談していたのに隣人に撃ち殺された事件がありましたよね)許認可の基準がどうなっているのかとギモンに思います。
    ゴキブリくらいなら叩き潰せるけど、鼠になると殺したり出来ないですし、犬猫なんてとんでもない!普通の人が躊躇せずに殺傷できるのって、どこまでの範囲なんでしょうね?白鳥や鴨に矢が刺さったままというニュースをみる度、罰を与えるなら犯人に同じ傷を負わせるべきだと思います。そこまでしないと傷つけられることの痛さや恐ろしさがわからない馬鹿野郎だから。

  5. 氷野のアバター
    氷野

    ばかっぽでぶぞ~ さん、ありがとうございます^^
    ばかっぽでぶぞ~ さん、ありがとうございます^^
    人間て、謙虚さが足りないですよネ
    地球と云う仮の住まいに居させてもらっているのに、偉そうにしてる…
    判断は利害だけ…或いは自分が不愉快かそうでないか…
    根底にあるものを見ようとしない…考えない…
    人間が居なければ、地球はバランスが取れている…そう反省した方が良いです…
    人間だから何でも許されるのではなくて、人間だから出来る事は謙虚さだと思います…
    【邪魔だったら殺して良い】
    この発想が一番問題ですよネ

  6. 氷野のアバター
    氷野

    プルぽんさん、ありがとうです^^
    プルぽんさん、ありがとうです^^
    本当に、人間は勝手なレッテル生き物に貼り付けて、何でも許されると思っているんですよネ
    数が多くて悪さするから殺して良いのなら、人間が一番悪さしていますよネ
    解らないのは、鹿牧場…※ まあ、人間が生き物にやっていることなんてわからないことが多いですが…
    わざわざ鹿を繁殖して増やしてますから…
    害獣と言いつつ増やす?
    意味が解らないです…
    鹿の件は、身の毛もよだつ経験されましたネ…大変だったと思います…

    ベジタリアンかどうかは関係ないですよ~~~^^
    命を尊ぶ気持ちは…
    闘牛・闘犬・競馬云々 自分にとってはどれもその場限りの娯楽でしかなく思えます…
    要らなくなったら殺すんですから…

  7. 氷野のアバター
    氷野

    ミスターXさん、どうもありがとうです^^
    ミスターXさん、どうもありがとうです^^
    御近所の手前、次回は許さないつもりでした…目上の人とは言え関係ないですネ 長く生きてるだけで、尊敬の価値も無いです 未だに呆れています…
    犬が放れているのは自分は馬にも良いことだと持っています…犬に慣れるくらいの馬にしたいので…が、余所の馬を怪我させるようでは困りますネ
    犬が悪いのではなくて、飼い主の意識ですよネ
    愛犬が可愛いなら、大事なら、悪く思われたくないです…
    加えて…車にはねられる環境なら余計に放さないで欲しい…
    日高は馬以外は、眼の上のタコ扱いの人が多すぎました…

    乳と血…
    確かに変換間違いましたが、乳も白いだけで、血液と同じだと思っています…

  8. 氷野のアバター
    氷野

    plummamaさん、ありがとうございます
    plummamaさん、ありがとうございます
    そうですよネ 訴えていても助けてくれない警察です…怠慢です
    よく子供が親に虐待されて亡くなるのも、お役人の怠慢です…黙って知らん顔している近所の人も同罪です

    目には目を…
    確かに同じ目にあわせないと解らないかもですネ…
    重い犯罪にならないだけで、犬や猫で人間を殺す感覚を味わう輩も居ますから…
    器物損壊…犬猫を殺してもその程度の罪です
    日本はおかしい…

  9. 佳乃のアバター
    佳乃

    人間は、いつか、自然から大きな報いを受けること…
    人間は、いつか、自然から大きな報いを受けることになると思います。
    罪深い生き物だと思います。
    ほんと、動物達の方が、はるかに偉大だということを、
    私達はもっともっと知らなくてはいけませんね。
    馬や犬と関わっていて思います。
    よく、動物は言葉がわからないと、バカにしている人がいますが、
    人間だって、わかろうとしない人には、動物達の言葉はわからない。
    人間が知らないだけで、他の生き物たちには、もっともっと計り知れない偉大な能力があることを、
    人間は、もっと敬意を持って認識しないといけないと思いますね。

  10. ミスターXのアバター
    ミスターX

    以前私の所で他人の犬によって馬が2頭駄目になり…
    以前私の所で他人の犬によって馬が2頭駄目になりました。1頭は妊娠馬が犬に追われ流産、またもう1頭は牝馬が犬に驚き(犬服が蛍光色で毎日違った色)逃げる時に脚が滑って骨盤骨折。自分の敷地内にやぎ、羊、牛、ブタ、ニワトリなどの家畜や犬、を放してもけっこうだか他人の敷地内に無断で侵入した時点で、違法です、それが人であろうが(山菜採りや馬購買者)また車であろうであろうが、勝手に他人の放牧地や採草地に入った時点で、不法侵入です。都会も田舎も同じさ、田舎だから犬放して良い訳無い。海外の馬の牧場では犬を牧場内に放し飼いし不審者には吠えて、番犬、また自分の牧場から一歩も外に出て行かないように、調教してました。ナチュラルドッグマンシップかなあ[E:sign02]

  11. 氷野のアバター
    氷野

    佳乃さん、ありがとうございます
    佳乃さん、ありがとうございます
    本当に、人間は言葉があるばかりに偉いと思い込んでいますよネ
    何ゆえに邪魔な人間が、この世に生かされているのか…この世はただ試されるだけのもので、死を持って本当の永遠の世界に行く気がしています 
    全ての行いがそこでハッキリする気がしています…この世では誤魔化しが効いても、天には通じません…

    人間は大人になるにつれ、欲と虚栄心と…云々、余計なものの固まりに過ぎなくなって朽ちていくか、見栄や悪しき気持ちを取り払って、謙虚に無になっていくか…
    本人の生き方ですよネ…
    子供は確かに貪欲で我侭な生き物ですが、実に純粋です
    この方向を間違えて導くのは、いつも我々大人達ですよネ…

  12. 氷野のアバター
    氷野

    ミスターXさん、どうも…
    ミスターXさん、どうも…
    そうでしたか…それは大変な事が過去に有ったんですネ
    馬たち可哀想でした…
    その犬の飼い主とはどんな交渉になったのですか…支障が無ければ伺いたいです
    日本のサラは、海外に比べると過保護すぎる気がします…何も見せないように育てて…直ぐにテンション上げて暴れる馬になってます
    環境だと思うんですが、まあ、犬の育て方も海外の人は普通に上手くやりますよネ 歴史の違いですネ
    イギリスでは牧場でも馬を追いかける犬も居なかったし…第一犬小屋なんて無くて家の中で暖炉の前でジッとしていました…人が来ても無駄に吠えない…
    家の犬は無駄に吠えますが…反省…
    ただ、群れで家の犬供が馬たちを追い回そうとしても、馬たちは解ってて止まって見ています…そして反対に追かけ始める…
    馬も賢いから、相手を確認するようになるんですよネ
    そして逃げなければ追ってこないと知る…犬なんて追えば逃げるチョロい物と知る…でも、お互いが知らん顔してれば問題は起きない…
    動物同士の会話も出来ています

    日高は犬にも人にも暮しにくかったです
    馬が行き来するから、子供は外で遊ばせない…みたいな…
    勿論犬も道路連れて歩くだけで、放牧地の馬が驚いて走るから、入れるまで連れて回れない…云々…
    ちょっと考えられなかったですネ…
    近所の大牧場では、サンデー産駒他数億円の馬たちが、ハスキーに追われてダメになった事がありましたが…犬は遊びたかったんでしょうネ…言葉も無いですが…

    まあ、犬の飼い方も問題だらけの日本ですから、放すならしつけるかドッグラン作るか…出来ないなら散歩に連れて行く…
    犬の飼養の仕方も酷いところ多かったな…日高の牧場は…

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